スポンサーリンク

配属後いきなり全社ネット不通 01_初動編

ひとり情シスサバイバルの教科書のロゴひとり情シスサバイバルの教科書
この記事は約3分で読めます。

配属されて3日後にいきなり襲った全社ネット不通。周りからじわじわと聞こえてくる

  • 「なんかネットワークに繋がりませんって出るんだけど。」
  • 「インターネットに繋がらないぞ!」
  • 「ファイル見れなくなりました!」
  • 「システム動かないんだけどどうゆうこと!?」


という声と電話。それでも「何も分からないから」とか言ってられません。実は配属の時には元々のシステム担当者がいて2人情シスでした。先ずはセンパイの背中を見て勉強です。

先ずはサーバー室に行って状況を確認するようです。

スポンサーリンク

センパイの対応方法

  • ドメインサーバーが繋がってるHUBの電源を入れ直し
  • 空いてるポートに差し替えてみる
  • ダメなら地元のベンダーを呼ぶ

HUBの電源入れ直しで復活したのでそのまま業務再開してもらいました。

配属されたばかリでもあり、LANのしくみすらよく分からん状態でもあったので(ネットワーク関係は苦手でした)黙って後ろで見ていたけど、それにしてもこの対応はいわゆる「行き当たりばったり」では?と思い、

「一度配線図を確認してみては?」

と聞いたところ

「LANってのは双方向通信だからどこにつないでも繋がるんです!」

と怒られた。で、翌日また落ちた。

2日目のセンパイの対応方法

  • ドメインサーバーが繋がってるHUBの電源を入れ直し
  • 空いてるポートに差し替えてみる
  • ダメなら地元のベンダーを呼ぶ

一向に回復せず、地元ベンダーも込み入っていて来れないとのこと。

「やっぱり、一度配線図を確認してみては?」

と聞いたところ

「LANってのは双方向通信だからどこにつないでも繋がるんです!」

と怒られた。・・・とはいえ、仮に双方向だろうが何であろうが闇雲に抜き差ししてるだけでは解決できないだろ。と背中を見ていたのだけども、、、

「多分この人復活するまで抜き差しの無限ループだな」
「けど、一応相手もセンパイだし」
「こっちはLANも知らんひよっこだし」


とか色々もやもやしてましたが、やっぱり我慢できません。意を決して


「替わって!対応するから!」とその場をぶんどりました。

私の対応方法

  • 下流のHUBから予備品と入替(交換で症状が収まればそのHUBのどこかが死んでたということ)
  • 動いた時点で予備品で仮稼働しておいて、翌日から配線図の見直しと整理、予備品在庫の確認
  • 落ち着いてから不良ハブの故障個所特定

予備品との交換で復帰したので皆さんには業務に戻ってもらい、センパイには
「エラーの時に追えなくなるから配線の整理は意味があるの!それから系統立てて下流から攻めるのが故障対応の基本!以上!」
と助言しました。

今になって思う反省点

この時、センパイと私はトラブルの報を聞きつけ、真っ先にサーバー室に向かいました。
1秒でも早く復帰したい、トラブルは最小限で食い止めたい。皆さんに迷惑は掛けたくない。
気持ちはみな同じです。
しかし、初動で執る行動は違うと今になると思います。

初動は「ネット不通のトラブルが発生している。今から復旧と原因究明に入るので、復旧まで○時間待ってほしい」という事を関係者全員に連絡する。だと思います。

ユーザー側からすると、「ネット不通」といきなり分かる人と分からない人がいます。中には「自分の操作で何かおかしくしてしまったのでは・・・」と思う人もいます。
まずは、「ホウレンソウ」のホウです。以下のポイントで伝えるべきだと思います。

  • 何が起こっているか
  • この状況はいつまで続くのか
  • ユーザーは何をすればよいのか

今回の例だとこのようになります。

ホウレンソウ

  • 何が起こっているか → ネットワークの不通でシステム、ファイルサーバー、インターネットが利用できない
  • この状況はいつまで続くのか → ○時間
  • ユーザーは何をすればよいのか → 待っていてほしい

緊急を要することもあるでしょうから、できれば、「この部署にはこの人に伝えておけば問題なく周知される」というキーマンを探しておくことをお勧めします。

幸い2人いた訳だから、連絡を私がひとしきりやってからブチブチやってるセンパイを一喝すればよかった、と今は思います。以上。

タイトルとURLをコピーしました