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無線LANの電波が安定しない、配線工事が出来ない場所にLANを引っ張る方法

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今回のトラブル事案

状況

  • 現場事務所玄関に設置しているタイムカード代わりの非接触型カード式打刻装置が打刻できなくなった
  • 発生個所はこの箇所だけ
  • 昨日までは打刻できていた
  • LANケーブルを配線出来ない場所なので無線LANを使っている。ACアダプタを抜き差ししたら一時的によくなったけどすぐに元に戻った

おかげで朝から現場はパニック、現場のお偉いさんもお怒りモードです。
一秒でも早く解決したい。まずやるべきは「どの機械が悪いのかを特定する」です。

どうもシステム屋さんは性格上、「マスタの設定がおかしいのではないか」とか「環境設定におかしいところはないか」と設定に目が行きがちですが経験則からいって、「昨日まで動いてたのに今日動かない。何もいじってないのに・・・」の7割くらいはハードウェアに原因があると見ています。

で、この時の使用環境はこんな感じでした。

まだ無線LANについて厳しくなかった頃に設置されていたようです。更には家庭用のアクセスポイントを使っていたようで、聞けば接続状況は不安定で、たまに接続が切れることもあり、そのたびにACアダプタの抜き差しをしていたとのこと。

確かに無線LANは工事不要でお手軽にLAN接続が出来るようになるので便利なのですが、会社で使用するには障壁が高い代物でもあります。会社によっては無線LANの使用を禁止するところもあります。

何故便利なのにこんなに会社から嫌われるのかを別記事でまとめてありますので、こちらも参考にしてみてください。

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この環境で安定したLAN通信を工事をしないでやるために、今回選んだのがこちら。

無線LANがだめならPLCにしたら幸せになれるかも。

100VコンセントをLANの通信ケーブルとして利用する、という発想の商品です。
メリットデメリットは以下の物が考えられます。

メリット

  • 100V電源コンセントがあれば工事不要で有線LAN接続が可能
  • 設定は機器のボタン一つで完了
  • 安定した通信が可能
  • 社外からの盗聴が物理的に難しい

デメリット

  • 両方の機器が同じブレーカー内でつながっていないと通信できない場合がある
  • 通信速度が最大65MBps

使用開始からかれこれ4年経っていますが、エラーは一度も発生していません。

今回のカードリーダーのように、通信するデータ量が少なくてよいのであれば、コンセントがあれば設置ができるので非常に重宝すると思います。

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